株式会社○○○○○
  ○○ ○○ 様 
 平素より弊社製品をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。
 本メールは、過去に弊社製品をご購入いただいたお客様、またはお問い合わせ・名刺交換等でご縁をいただいたお客様に向けて、弊社製品の最新情報をご紹介させていただく目的でお送りしております。

 前回に引き続き、当社の主力商品であるリングポンプについて説明します。今回は、主にリングポンプの特性について説明します。

➀ リングポンプの吐出流の脈動について
 吐出流の流れ(流速)が一定ではなく、周期的に増減することを「流れが脈動している」あるいは「脈流」と言います。リングポンプは、その構造上、吐出流の脈動が発生します。
 リングポンプは、偏心ローターが回転しチューブの圧迫点が移動することによって流体を吐出しますが、圧迫点3→圧迫点1の間は、圧迫点が吐出側から吸入側に移動するので流体の吐出が途切れます。
また圧迫点3では、偏心ローターの移動によりチューブの圧迫がなくなり、チューブが広がり内圧が低下しますので、吐出側の圧力により流体が吐出側から少し逆流します。
 このように、一般的なリングポンプでは、偏心ローターの1回転に1回の周期で吐出量がマイナスになる(逆流する)脈動が発生します。
 
 RP-2SRP-2GⅡRP-WⅡシリーズのように、圧迫点を180°ずらした2個のポンプを組み合わせた2連ポンプ、あるいは、RP-3Sのように、圧迫点を120°ずらした3個のポンプを組み合わせた3連ポンプにすることによって脈動の変化幅を低減することが可能です。
 下の表は、RP-Sシリーズ【1連】、RP-2Sシリーズ【2連】、RP-3Sシリーズ【3連】の時間と吐出量の関係の代表例を示したものです。(【2連】【3連】ポンプは、吸入口と吐出口をそれぞれ1本にまとめています。)
  • 【1連】よりは【2連】、【2連】よりは【3連】の方が吐出量の変化幅(振幅)が小さくなっていることが分かります。
  • 【1連】では吐出量がマイナス領域まで変化していますが、この部分は逆流になっていることを意味しています。【2連】と【3連】では、マイナス領域は無くなります。
★カタログやホームページの吐出量は、図の平均吐出量です。
リングポンプの吐出・吸入性能(P-Q曲線)について
 当社は、以下のP-Q曲線(吸引・吐出高さと吐出量の関係)を使用してポンプの吸込み性能、吐出性能をの情報提供をしています。
 下に示すのは、RP-KⅡシリーズのP-Q曲線の例と、吸引高さ、吐出高さの説明図です。
 吸引高さは、吸引する水の水面からポンプまでの高さです。吐出高さは、空気中に吐出する場合はポンプから吐出口までの高さ、容器に入った水中に吐出する場合は
その水面までの高さです。
 P-Q曲線は、吸引高さと吐出高さを0m、すなわち、吸引水の水面高さと吐出口高さ(吐出水面高さ)とポンプの高さを同じに位置にした場合の吐出量を100%として、吐出高さは0mのままで吸引高さを増やした時の水の吐出量の変化割合と、吸引高さは0mのままで吐出高さを増やした時の水の吐出量の変化割合を測定し、一つのグラフにまとめたものです。
 これを見ると、吸引高さが増えると吐出量は減少しますが、吐出高さが増えても吐出量への影響は少ないと言えます。これは、吸引力はチューブの弾性による復元力に依存しているため、吸引高さが大きなって水を吸引するために必要な力が増えると、吸引できる水の量が少なくなり結果として吐出量も減るためです。吐出はモーターの力でチューブを順次押しつぶすことで行っていて、モーターの力に余裕があるため5m程度の高さではほとんど吐出量は変化しません。
 リングポンプの機種、使用チューブの材質・寸法、によって曲線の変化は変化しますが、リングポンプはこのような傾向を持っています。
★カタログやホームページの吐出量は、吸引高さ=0m、吐出高さ=0mの時の水の吐出量です。
 今後も製品情報や活用事例など、皆さまのお役に立つ情報をお届けしてまいります。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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