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よくあるご質問

こちらでは、皆様より『アクアテック』にお寄せいただく代表的なご質問にお答えしております。小型チューブポンプ・マイクロポンプにおける、開発や販売サービスに関してご不明な点がございましたら、どうぞご参考にしてください。

普通のチューブポンプとリングポンプの違いは何ですか?

従来のチューブポンプ(通称ローラポンプ)は、複数(通常は2〜4個)のローラーによりチューブを強く鋭角的にしごくために、チューブが破れやすいという欠点がありました。リングポンプは、直径の大きな偏芯したリング(タイヤ)によりチューブを緩やかに圧迫するため、チューブへの負担が軽くなり、チューブ寿命を大幅に延ばすことに成功しています。この技術は当社独自のものであり、日本およびアメリカにおいて特許を確立している技術です。

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チューブの寿命はチューブの材質によって異なると思いますが、どの程度の違いがあるのですか?

リングポンプのチューブ寿命の概略は、下表の通りです。

チューブ 寿命
ファーメド 2,000〜5,000h
フルラン 2,000〜4,000h
ノルプレン 2,000〜5,000h
シリコン 500〜1,000h
      
  • この表は、液体が水(常温)で吐出量が100mL/minでの実験値です。
  • この表は、モータの寿命を無視しています。通常は、モータ寿命が先に来ます。
  • モータの回転数、液体の種類・粘度が、異なると寿命は大幅に変わります。
  • 1,500h以上は長寿命モータを使用する必要があります。
    (例えば、ブラシレスモータ使用で、2,000hなど。)

※ファーメド、フルラン、ノルプレンは、サンゴバン社(仏国)の商品名です(同社はローラーポンプ用、医療用、食品用チューブの世界トップメーカーです)。

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自分の使用用途に合ったリングポンプを選ぶために、何を基準に選んだらよいのですか?

まずは、使用する液体に適したチューブを選ぶ必要があります。適していないと、液体の性質により短時間でチューブを溶かしてしまうといったチューブ寿命への影響はもちろん、成分が溶出することにより液体の成分が変化してしまい、大問題に発展する恐れもありますので、実際の液体を使用して十分に事前テストを行う必要があります
次に、必要な吐出量(mL/min)から適当な型式を選びます。例えば、M型にはDC24V仕様のモータに加え、AC100V使用も用意しています。さらに、同じ型式のポンプでも、チューブの口径を変えて吐出量を変えることもできますので、遠慮なく当社にご相談ください。なお、各種の液体とチューブ材質との概略の適応表を下に示しますので、ご参考ください。

ポンプの用途 使用液体 主成分 対応可能なチューブの種類
(試験により異なる場合があります)
1 洗車機・床洗浄機
(油・埃の強い汚れ)
液体洗剤
仕上材
界面活性剤・
水性ワックス
フルラン・
トランスマスター
2 食器洗浄機(業務用) 液体洗剤 アルカリ洗剤
界面活性剤
フルラン・
トランスマスター
3 洗濯機(家庭用) 液体洗剤
柔軟剤
界面活性剤 シリコーン・
トランスマスター
4 洗濯機(業務用) 液体洗剤 界面活性剤 トランスマスター
5 強酸性水生成器 食塩水 塩化ナトリウム ノルプレン・
トランスマスター
6 消毒・殺菌装置 消毒剤
殺菌剤
次亜塩素酸ナトリウム フルラン
7 殺菌装置 殺菌剤 過酸化水素 ファーメド・
トランスマスター
8 強酸・強アルカリ送液装置 無機液体 塩酸・
苛性ソーダ
フルラン・トランスマスター・
ノルプレン・ファーメド
9 自動販売機
コーヒーサーバー
コーヒー
清涼飲料水
コーヒー・
果汁・シロップ
ノルプレン・シリコーン・
トランスマスター
10 人工透析装置 気体 空気 ファーメド
ノルプレン
11 印刷装置 インク 水性 ファーメード・
トランスマスター
12 印刷装置 インク 溶剤系 トランスマスター・
パーフロ(カルレッツ)
13 印刷装置 洗浄液 溶剤系 トランスマスター・
パーフロ(カルレッツ)
14 食品供給装置 液体食品 スープ・
調味料
ノルプレン・
トランスマスター
15 潤滑剤供給装置 潤滑剤 機械油 フルラン
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吐出量と吐出量のバラツキについて教えてください。

吐出量は、液体の粘度・温度・チューブの経時変化などにより変化します(下表参照)。

性能 注意事項
ポンプ高さ
(吸い上げ高さ)
水:2mで約10〜30%低下。
粘度が高いと、さらに低下。
粘度が高くなると、流動抵抗の影響により大幅に低下します。
「製品一覧」の各機種の「P−Q特性」を参考にしてください。
楊程
(吐出高さ)
5mまで影響しない。 ポンプを高位置に置いて吸い上げるよりも、低位置に設置して、高位置に吐出させるのが効果的です。特に高粘度の液体を扱う場合には留意が必要。
粘度 1,000cP(中濃〜濃厚ソース程度)の液体で、水と比較すると15〜30%程度に低下します。 ポンプ・使用チューブ・液体粘度の温度特性などにより大きく変化しますので、実際の液体・使用条件でご確認ください。
高粘度液体では吸い込み側の配管を太く、硬くすることが望ましい。100mL/minクラスでは内径OФ8mm以上、肉厚1.5mm以上必要。この場合はジョイナーも変更すること。
温度 水の場合(概略)25℃:100% 10℃:80% 5℃:60%に低下します。 5℃以下になると液体粘度、モータ回転数により急激に低下します。
経時変化 2,000hにおいて5〜10%程度低下傾向にあります。 液体によってはチューブの硬化を促進したり、逆にチューブを浸潤して軟化させたりします。硬化→吐出低下浸潤→吐出UP

吐出量のバラツキは下記を参考にしてください。

項目 製造(出荷時) 使用時
バラツキ ±15% 繰り返しバラツキ ±2%経時バラツキ2,000hで-5〜-10%
バラツキの要因 (1)チューブ内径のバラツキ(チューブ材質により±0.1mm〜±0.2mm)
(2)チューブ長さのバラツキ(±2mm)
(3)モータ回転数のバラツキ
(1)繰り返し圧迫によるチューブの弾性疲労により復元速度が遅くなるため。または、チューブ変形のため。チューブ材質、液体によって差が大きい。
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吐出圧力はどの程度あるのですか?

おおむね下記の通りです。
1.標準仕様の場合 逆圧(吐出側にかかる圧力) 1.0kg/cm2
2.特殊仕様の場合 逆圧2.0kg/cm2

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リングポンプの特長として逆止弁が不要とのことですが、詳しく教えてください。

リングポンプは、リングでチューブを圧迫する構造であるため、逆止弁作用があります。ただし、吐出側の圧力(逆圧)、吐出量等によって逆止効果は必ずしも完璧とはいえませんので、逆圧1kg/cm2以上で吐出量が200mL/min以上においては、別に逆止弁を付けることが望ましいでしょう。

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「脈動」という言葉をよく耳にしますが、「脈動」とはどんな意味ですか?また、リングポンプの脈動について教えてください。

脈動とは、送液動作が周期的に寸断されることにより、血液が脈打つように送液されることをいいます。リングポンプは、構造上、液体が逆方向に流れることを防ぐため、リングが1回転する動作の中で、一瞬だけ必ず吸入と送り出しを同時に閉塞するタイミングがあります。通常は、これが全く問題にならない場合が多いのですが、用途によっては脈動を軽減する、もしくは脈動をゼロに抑えることが要求されます。軽減する方法としては、一旦バッファーを設けて液体を溜めたうえで送液したり、ポンプ側の改善法としては、RP-2GUや、RP-2Sのように、二つのポンプの回転動作のタイミングを180度ずらす方法などがあります。また、脈動ゼロを要求される用途には残念ながら、現時点では対応いたしかねます。「脈動」はリングポンプの唯一最大の課題と受け止め、鋭意研究開発を継続していますので、ご了承ください。

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